横手の織物や素材を使ったアクセサリー作り

横手を伝えたい

「横手を好きになって、きてくれるきっかけになれたら嬉しい」とはにかみながらも熱い眼差しで語ってくれたのはizu-3 Handmade accessoriesの泉田友美さん。

はじまり

2015年、東京での仕事をやめ、故郷の秋田に夫婦で移住。
東京では事務職についていた泉田さんは、移住を機に、場所や時間に縛られず、物を作る仕事がしたいと、ハンドメイドアクセサリー製作を開始されました。
元々物作りは好きだったこと、また、ご主人の実家の農家を手伝いたいという思いとともに、何よりも「やってみたら楽しそう!」と思ったとのこと。

横手にまつわるアクセサリー

今でこそ「横手が大好き!食べ物も美味しいし、人はあったかいし…月並みの言葉しか出てこないから、今でもこの気持ちを表現する言葉を探している」と笑う泉田さんも、高校生の時には「横手には何もない」と思っていたとのこと。
大人になって帰ってきて、何もないじゃない、そんなこと言ったらもったいない!と思うようになったそうです。
そんな時にたまたま新聞記事で読んだのが、同じく観光エキスパートに登録されている田畑さんが作った「横手縞」。
元々伝統工芸は好きだったし、興味を持っていろいろなものを見ていたという泉田さん。
ですが、横手縞のことは初めて知って、横手にこんな文化もあったのかと衝撃を受けたと言います。
女性にとって身近なアクセサリーという形で横手の伝統、良さを皆さんに知ってもらうきっかけになったら…横手を好きになってもらえる入り口になれたら…と早速連絡をとって横手縞の生地を分けてもらいアクセサリーに。

実際にイベントで横手縞を使ったアクセサリーを出展すると、それまでより幅広い層に興味を持ってもらえたそうです。

それからは生活の目線も変わったと言います。
アクセサリーに取り入れて横手をアピールできる素材はないかと常に探して、今では横手縞だけではなく、プリティアップルさんの「りんご染め」や「十文字和紙」、「山内の蕎麦の実」、「増田のりんご」、そして自ら作った「お米」など、横手にまつわる素材を使ったアクセサリーを次々に作り出し、好評を得ています。

「どの方も使わせてくださいってお願いすると、どうぞどうぞ、是非使ってくださいって仰ってくれるんです」という泉田さん。
それはおそらく、販売の時にきちんと説明するために、その成り立ちや思いを丁寧に聞き取る真摯な態度の泉田さんになら、大切な商品を託したいと思うからじゃないでしょうか。

体験

ハンドメイドの良さは自分の想像したものが形にできる。こうなったらいいなが実現できることです。
自分へのご褒美やお土産、プレゼントなど、こうなったらいいなを自分で作ることができたら嬉しいですよね。
体験では横手縞などの横手にまつわる生地を使ったブローチ作りができます。

素材にまつわるお話をお伺いしながらの作業は30分〜1時間。
不器用な方でも大丈夫!慌てず、丁寧に作業をすれば必ずできるそうです!
一つ一つの作業を丁寧に集中してやることで徐々に形が見えてくる時のドキドキ感は癖になりそうです。何よりも、出来上がった作品はまるで手塩にかけて育てた自分の子供のような感覚。
ぜひトライしてみてください!

問い合わせいただくと、会場などのご相談に応じています。

魅力

ハンドメイドのアクセサリーは既製品にない良さがあると言います。
「私は使ってくださる人を思い浮かべながら作るんですよ」と泉田さん。
ぜひ、世界に一つだけ、そして、横手ならではのアクセサリーを作ってみませんか?

基本情報
内容横手市の伝統工芸品である横手縞を使用して木枠で落ち着いた雰囲気のブローチを手作りを実施します。横手縞の特徴である縞模様の入り方でオリジナルの作品をお作りいただけます。
住所
所要時間約60分の制作体験コースです。
定員2人~10人
1名当たりの体験料金1人2,000円
予約実施日の1か月前
※応相談
TEL090-1495-7350
HPhttps://izuasuta.wixsite.com/izu-3