十文字こけしの絵付け体験

十文字こけしに出会う

「たまたま出会ったこけし作りだ」とおっしゃるのは「十文字こけし」を作って約40年の本間功さん。

はじまり

実家は東成瀬で、小学生の頃より木工細工が大好きだった本間さん。もともとは様々な仕事をしてきたが、稲川でこけし作りを教える人がおり、たまたま見に行ったことがこけし作りに入るきっかけになったとのこと。
昭和55年頃に初めて「こけしコンクール」に出展し、入賞したのをきっかけに本格的に作り始めたと話してくださいました。

十文字こけしとは

十文字こけしの由来は、本間さんが十文字に居住し作っているから「十文字こけし」と呼んだとのこと。
特徴は、胴が細く頭はらっきょうのような形で、あでやかな着物を着ており、頭と胴が一本の木から作られています。

こけしの木は3年くらい乾燥させたものでないと使えません。しかし、作りに間に合わない場合は、2年ぐらい乾燥させたものを使うこともあります。

体験

十文字こけしに絵付け体験ができます。
本間さんが形作ったこけしに、絵付けをします。絵が好きな人はササっとできる時もあり
ますが、時間がかかる場合もあります。所要時間は1時間ほどです。

魅力

居間の飾り枠にぎっしりと並べられた様々なこけし。
飾られているのは大きいこけしではなく小さくて可愛いこけしもあります。にっこり笑っていたり、微笑んでいたり、じっと見つめていたり、考えていたり・・・さまざまな表情
をしています。

あらためて“こけし”を見ていると、素朴で、懐かしさを感じます。
そして、数年前からは小鳥も作り始めたとのことで、見せていただきました。羽根や丸みのある体など、細かい部分にもその繊細な技術が感じられます。
そんな繊細で懐かしく感じられる作品を見ながら、ゆったりした気持ちで絵付け体験をしてみませんか。

基本情報
内容秋田県南のこけし文化の説明と十文字こけしの絵付け体験を実施しています。十文字こけしは胴が細く、頭はらっきょうのような形であでやかな着物を着ており、頭と胴が一本の木から作られているのが大きな特徴です。
住所横手市十文字町梨木字海道下38-3
所要時間約60分の絵付け体験コース
定員1人~10人
1名当たりの体験料金1人500円
予約実施日の1週間前
TEL0182-42-0029
HP-